朝に萌を聞かば 夕に悶え記すとも可なり
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耳で聞いてたら、
「えろくて快感」
て聞こえてきてびっくりしました★<「えろい」は、聞き間違いらしい
えろを書けという脳内指令か?
業斗xゴウトが書きたかったんですが、いいオチが思いつかなかったので、下に転がしておきます。
業斗のキャラが壊れてる(笑)
「えろくて快感」
て聞こえてきてびっくりしました★<「えろい」は、聞き間違いらしい
えろを書けという脳内指令か?
業斗xゴウトが書きたかったんですが、いいオチが思いつかなかったので、下に転がしておきます。
業斗のキャラが壊れてる(笑)
「あれは、アレに夢中だな」
「まぁな」
「いつまでくっついているつもりだ?」
「正確に言うと、あの者とこの世界への執着と未練だがな」
ニャァニャァと愛らしい声に、通りがかりの猫好きが屋根を見上げる。
適当に喉を鳴らしてやった業斗は、少々呆れた視線を寄越す黒猫にも流し目をくれてやる。
「お前もやればいいのに」
「・・・・・・やめてくれ。俺がしているようで気分が悪い」
ゴウトは、苛々と躰を舐めた。
ちらつく視界の端には、時折、少年が映る。
自分達のように姿形がそっくりな少年が、二人、何事が話している。
一人は薄く笑って上機嫌に。
一人は気乗りしない様子で渋々と。
なぜかはわからないが、ゴウトはより一層、躰を舐めた。
「欲求不満か?」
「五月蠅い」
「わかるんだよ。俺はお前だから」
一瞬、動きを止める。
「・・・・・・どこかで聞いたような台詞だな」
「よく彼奴等が言っているな」
擦り寄ってくる相手に、ゴウトは躰をずらす。
「でも別者だ」
追ってくる。躱わす。
「だが、俺ほどお前を理解できる相手はいないし、お前ほど俺を理解できる奴はいないと思うが」
「口説くな莫迦」
「彼奴等が解り合えて、俺等が解り合えない筈ないってことだ」
決定的に押さえ込まれて、「ちょっと待て」と唯一自由になる尻尾を揺らす。
「冗談、だよな?」
「勿論、冗談に決まっている」
ほっとしたのも束の間、擦りつけられてぎょっとする。
「ちょっ・・・・・・お前、何して」
「生娘みたいなこと言うなよ。解ってるだろ?」
解る。いや、解るんだが。
「やめんか! 俺はしたくない!」
「抑圧を解放させるには有効な手だてだぞ」
「そんな手段は取らんわ!」
「そうか?」
「そうだ!」
「でもなぁ」
首筋から顔を離し、翠の眼が悪戯っぽく瞬く。
「彼奴等がしていることを俺等ができない筈ないしなぁ」
「阿呆だろお前」
「まぁまぁ」
「おい・・・・・・」
「お試しってことで」
「いやいや無理だろ」
「知ってるか? 刺激が足りないと、能力が低下するらしいぞ」
「・・・・・・いや、刺激は足りているぞ」
お前とか。彼奴とかのせいで。
「長らく溜めてるだろ? お前」
「・・・・・・・・・・・・は」
唐突な言葉に、思わず顔が赤くなった、気がした。
「こ、こ、この」
「健康管理と平常心の為にも、やっておいた方がいいぜ?」
「はぁ!?」
「抑圧による苛立ちは、目付業務に支障を来すぞ。お守りをしている相手に心配されたのでは意味がなかろう」
「いや、まぁ、そうだが」
「だったらいいな」
ざらざらした舌で舐められて、易々と反応する自分に、ゴウトは糞っと息を吐いた。
そして、早くこの世界から去ってやる、と、甲高い声を出しながら思った。
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