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朝に萌を聞かば 夕に悶え記すとも可なり
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明日はきっと6時間くらい外にいるから、皮膚下にメラニンを進入させないようにしてください。
つーか今日、3時間出ただけで真っ赤っ赤ーじゃ!
塗りが足りなかったのか!?
頼むよ三千円。
いや、もらいものだけど<けちめ

拍手ありがとうございまする!
えーと梶浦が鳴雷を書くのは通常日が多いです。
それだけクサクサしているのでしょう(笑)

で、平行世界の鳴海氏のような此方の鳴海氏のような曖昧な感じで所長を書いてみたら、どっちにしろ薄情かなぁと思ったり。温いけど。多分。
この気持ちって立ち位置男だと思うのですが、どうなんじゃろ?
ふぇみにすとは、見ない方がいいのじゃろーよ。
あ、承知のことか(笑)
鳴雷で女性がきーきー云ってます。合唱。


「貴方じゃなきゃ駄目なの」
はぁ。
「何で私と別れたいなんて云うの!?」
別れたい以外に理由を云わなきゃ駄目か?
「・・・・・・あんなに優しかったのに・・・・・・嘘だったの?」
嗚咽を漏らす女の視線から、隠れるように溜息を吐く。
別にそんなつもりじゃなかった。
ただ彼女の好きな言葉を少し紡いでやり。
ただ少し、彼女の好きなプレゼントを用意してやり。
頭を撫でて、少し口づけしただけだった。
「私の何がいけなかったの?」
そりゃ挙げようと思えばできるけどさ。
それ聞いてどうするんだ?
直すのか?
次の付き合いにいかすのか?
それとも直せば、俺等の縁がまた繋がると思っているのか?
結果を告げたんだから、一々経過を云う気にはならないな。
さて、どうしようか。
終わりそうもない恨み言に、そろそろ煙草が欲しくなってきた。

あ。

「おーい雷堂!!!」

通りがかりの書生に、満面の笑みで手を振る。
ナイスタイミーング。
殺意混じりの女の視線が、ゆっくりと少年を見る。
その一瞬の隙を突いて、鳴海は駆け寄る。
少年には一度も見せたことのない、まるで成り立ての恋人に見せるような笑顔を。
「何だ鳴海。我に話しかけるな」
「やだなぁ照れなくてもいいじゃない?」
「は。また酒を飲んだのか?」

「鳴海さん。此の子は?」

這うような声が二人を襲う。
少年は、その声に俺と女の関係を察したらしかったが。

「ああ。此の子は、俺の新しい恋人」
『はぁ!?』
重なった驚愕の声を無視して、一方的にまくしたてる。
「俺さ。此奴しか見えなくなったんだよね。悪いけど、恋ってそういうもんでしょ? だからね。君とは別れるしかないの。わかったね」
「違っ・・・・・・! 我はそのような・・・・・・!」
「もう隠さなくていいんだよ、雷堂」
「はぁ!?」
「外では仲悪く見せようって云ったけどさ。やっぱり俺、我慢できねぇ」
「外でも中でも仲は悪いだろう! 阿呆が!」
「はぁ? お前、突っ込む時は、仲・・・・・・ふぁっ」
白い手に唇を塞がれたので、戯れに噛んでみた。
女には、エロティックに見えただろうか?
「と、とにかく、御婦人! 今日の所は失礼する!」
「ばいばい」

立ちつくす姿が見えそうで見えなくなったくらいで、元知人は奇声を発したようだったが。
まぁいい。
怒ったような、泣くような、少し照れているような、まるで恋に悩むような書生の顔を見るのに、夢中だったので。












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