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朝に萌を聞かば 夕に悶え記すとも可なり
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というお酒があるとか!
いいな静岡!
十四代目とセットで近所で売ってくれないだろうか!
コ○ビニ頑張れ!<何を

間男って言葉はあっても間女って言葉はないのかな<いきなり何
いやあの、女性が雷堂にちょっかいかけてライが結局、雷をさらうというシチュを考えて、ちと萌えたのですが、いざ書こうとすると女性の心情を書くのが、め・ん・ど・い!
ヒ○テリーっぽいしな!

修験界でエロエロシチュで我慢するか!?


とりあえずリハビリに短いものを↓
久しぶりすぎて、書けなくなってますな!

少し欠けた月を眺め、雷堂は眼を閉じた。
冷たい光が瞼を撫でる。
そこへ、凍えるように冷たい柔らかさが触れてきて、瞑想は呆気なく打ち破られた。

「・・・・・・何のつもりだ」
「瞼に接吻けしました」
「・・・・・・そういうところが嫌いだ」

左眼から離れようとしない唇の感触。雷堂は眉間に皺を寄せた。

「さっさと離れろ」
眼を閉じたまま、相手の胸を突っぱねると、体はわずかに離れたものの唇は更に蠢き吸い付いてきた。

「気持ち悪いぞ」
「僕は、気持ちいいですよ」
「離れろ」

かっと右眼を開く。
どんな悪魔も平伏してきた視線・・・・・・だが、矢張りと言うべきか、ライドウは怯えもせず、笑みすら浮かべた。

「条件があります」
「断る」
「そう云わずに」

少年は、うっとりと雷堂の手首を捻りあげた。
苦痛にびくりと震えた瞼が、触れている唇に弧を描かせた。

「嗚呼。このままこの眼を食い千切ってしまいたいな」
「悪食が・・・・・・っ!」

その瞬間、雷堂の鼻腔は唇で塞がれた。
次いで管が喉の奥まで突っ込まれる。

「・・・・・・っは!」

無味無臭のそれが、苦く感じる。
苦しい。気持ち悪い。
思わず涙が出た。

「ご馳走様」

あっさりと離れたライドウに、雷堂は呆然とした。

「な、っ、うっ・・・・・・」
咳き込む雷堂にライドウが「悪阻ですか」と覗き込む。
喉が痛くて、視線だけで雷堂が問うと、


目尻にたまった涙を器用に舐め取って、ライドウは微笑した。


「たまには寝技以外で貴方の涙が見たくてね」


霞んだ視界に映った月は、完全な円を描いていた。


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