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朝に萌を聞かば 夕に悶え記すとも可なり
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職場で今年の中学生の話になりまして

T「今年は、申年と酉年と戌年なんですよね」
Y「そうですよね~」
梶浦「ね~」
T「まさに桃太郎です」
Y「・・・・・・?」
梶浦「桃・・・・・・」

『お伴の動物か!』

なるほど!
凄い偶然だ!
問題なのは、きびだんごの役を誰がするかだな!<学芸会か

桃かぁ・・・・・・。
そういえば神戸に行った時に、桃カステラを買いそびれたので、また行きたいなぁ。
月末に社員旅行もどきは行くのですがね。
関西の旅じゃけぇ、桃とはあまり関係ないかな!


だいたいにおいて僕が悪いわけではない。
ゴウトが可愛すぎるのがいけないのだ。

ミルク皿を熱心に舐める舌遣い。
もうちょっとくれ、と此方を見上げて首を傾げる仕草。
熱いと、ぶるっと毛を逆立て、反動で散ったミルクを前肢で取るその愛らしさ。

例え他の猫が同じように振る舞っても、これほど胸は高鳴らないだろう。

「ライドウ。早くしてくれ」

注ぐ直前で固まっている僕の足を、黒い手が掻く。

「ちょっと待ってね。ゴウト」

ゆっくりと白い液体を注いでいく。
きらきらとした目で流れを見るゴウトに、胸が苦しくなって、思わず注ぐのを止めてしまう。

「ライドウ?」

再び翠の目と出逢う。
一途に見つめてくる瞳。
くらりとする。
欲しがっているのはミルクでも、僕を求めているかのような錯覚に・・・・・・。
「ねぇゴウト」
「ん?」
「僕の目を見ていて」
「はぁ?」
「そうしたら白いのをあげる」
「・・・・・・卑猥だな」
「何故」
「云わない」
「云って」
「厭だ」
目を逸らすゴウトの顔を両手で挟み込む。

―――だって、いつも後ろを付いてくるゴウトと、視線を合わす機会が少ないから。
こっちを向いて。
もっと云って。


「その代わり、見ていてやるよ」
指先に零れた最後のミルクを、小さな舌がちろりと舐め取った。
「お前の行く先をな」

不覚にも、見つめられて、僕は真っ赤になった。

「牛乳は、もうないんだろ? 一緒に買いに行こう」
楽しそうに細められた翠。

吸い寄せられるように、黒い瞼にキスをした。

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