朝に萌を聞かば 夕に悶え記すとも可なり
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相変わらず題名が浮かばない。
適当すぎるよ自分!
もうちょい内容、煮詰めようよ自分!<30分では無理でした
お暇つぶしにどうぞv
適当すぎるよ自分!
もうちょい内容、煮詰めようよ自分!<30分では無理でした
お暇つぶしにどうぞv
「好きですよ、ゴウト」
「・・・・・・」
「寝たふりをして・・・・・・襲ってしまおうかな」
「俺は眠りが浅いだけだ」
「やっぱり起きてた」
ゴウトは居たたまれないと瞬きをして、言葉を探す。
下手を打つと後が怖いので、平和にこの場をやり過ごさなければならない。
「その、な。お前、俺が好きらしいが。・・・・・・愛情を安売りするなよ」
「僕の言葉は一つ一つが重いですよ」
「なお悪い!」
ぶるっと震えてゴウトは、牽制する。
「毎食毎食デコレーションケーキを喰わされるようなもんだ。たまには、さっぱり系にしてくれよ」
「和風?」
「まぁな」
ん~と唸るライドウに、ゴウトはそもそも何でこんな話になったのだろうかと、むずむずして毛繕いを始めた。
「ゴウト。わかりましたよ」
「何が」
「日本の伝統にのっとり、古来より行われていた愛情表現をします」
「嗚呼。和風であっさりとな」
できれば昼寝を続けさせてくれたら一番素晴らしい愛情に繋がるんだが。
心の声は勿論届かず、ライドウはすっと手を伸ばした。
ゴウトは浮遊感を感じ、次の瞬間には寝台に転がされていた。
「ちょっ! ライドウ!?」
慌てて身を起こそうとすれば、夢見る瞳にかちあった。
「・・・・・・ゴウト」
うっとりと囁かれ、悪寒に身が震え、硬直してしまった。
「今日は、これを参考にして互いを確かめ合いましょう」
「うっ・・・・・・」
ライドウがするりと懐から出したのは、猫じゃらしではなく。
だが、ゴウトは眼を剥いた。
「お前、何でそんな物を持ってるんだ!?」
「頂き物です」
「四十八手って! いやまぁ先人の知恵ではあるが! どこがあっさりだよ・・・・・・!」
「この中から、比較的難易度の低い物を実践しましょう」
「無理無理! だいたい猫と人の身体じゃ不可能だろ!?」
「―――歴史を創ろう、ゴウト」
ライドウが帽子を脱ぐ。
「僕達が帝都の、いや人という枠組みを超えるんだ」
にっこりと微笑む。
「種族なんて関係ない。それを僕達が証明する」
「阿呆かー! 爽やかに希望溢れることを云ったら、全て許されると思うなよ!」
「何事も実験。九十九パーセントの努力と一部の閃きです」
「嗚呼、名言が汚されていく・・・・・・」
「これから汚れるのは、僕達の・・・・・・」
「それ以上云うな!」
「これ等、どうですかね」
「だからその本を広げるな!」
「では、違うものを」
いそいそと探し出したライドウに、ゴウトは頭突きした。
「あれ。今日もライドウったら説教?」
帰社した鳴海は、助手の部屋から聞こえてくるゴウトの怒声に微笑した。
「案外、説教されたくて無茶な事云ってたりしてね」
説教部屋が、二人の愛の巣ってね。
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